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あん

秋がことしもええ感じで深まってきてます。
食欲無限大。
ヒロユキです。

河瀬直美監督の映画「あん」を見ました。

初の大阪九条のシネヌーヴォ。
京都に住んでた時によく行ってた、みなみ会館とおんなじ空気。
映画とそれにまつわるモノが、ものすごい密度で漂うあの空気。
好きなやつです。



どら焼き屋と、老婆と、若者と、あんこと親子と、人の弱さと、生きることとハンセン病。

映画始まった瞬間から、画面に吸い寄せられて、気がつけば2時間。
ドキュメンタリー映画のような河瀬監督の視線、物質的にも精神的にも距離が近い。
ザ・リアル。

樹木希林師匠の演技も、もう神がかりで、爆笑させられて、号泣させられて、完全にアドリブ!と思わされるシーンもちらほらあって、超一流の安定感に幸せも感じました。


大学時代に、人権問題の授業でハンセン病のこと調べてレポート書いたんですが、病気の特徴として外見が、著しく損なわれることや、原因、感染経路がわかってなかったことなどから、考えられないようなひどい差別を受けてきた病気。
らい病とも呼ばれ、恐れられてきたこの病気に対する社会の措置は、
人間そこまで残酷になれるか、というような内容の「らい予防法」として強制的なものでした。
調べながら、涙が止まらんかったことを思い出す。
これが廃止されたのが、1996年。


もののけ姫で、エボシがアシタカを案内した場所で、
鉄砲を製造している身体中に包帯を巻いた人たちは、ハンセン病患者ということです。
その中のひとりが、エボシを殺そうとするアシタカに、

「お若い方、わたしも呪われた身ゆえ、あなたの怒りや悲しみはよくわかる。
わかるが、どうかその人を殺さないでおくれ。
その人は、わしらを人として扱ってくださった、たった一人の人だ。
わしらの病を恐れず、わしの腐った肉を洗い布を巻いてくれた。
生きることは、まとこに苦しく辛い。
世を呪い人を呪い、それでも生きたい。
どうか愚かなわしに免じて・・・」

エボシは、どこにも居場所のなかった彼等に仕事を与えて、雇用することで、生きる場所、活躍できる場所を提供した。
現代にも通じる社会が持っている問題の根底は、「知らない」っていうことからくる、恐怖や偏見が生み出すんやなと。
あんなに腹立たしかったエボシのことを、ええ人すぎる!って、涙こぼして、尊敬までするようになったシーンです。

「あん」で、樹木希林師匠を通して、ハンセン病患者の苦しみや、葛藤や、それでも生きている中で感じる喜びを、リアルにひしひしと感じることができました。

内容のことは言うてもアレなんで、アレしときますが、
ほんまにすばらしい映画でした。
機会があれば、鑑賞してもらいたいなと思います。

手作りのあんこが、食べたくなることマチガイ無しな映画でもあると思います。
 

at 12:22, Westy Bong-Bong!, TODAY'S GOOD CINEMA

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